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09月05日-02号

  • "新宮市立医療センター病院事業会計決算"(/)
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  1. 新宮市議会 2018-09-05
    09月05日-02号


    取得元: 新宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    平成30年  9月 定例会          平成30年9月新宮市議会定例会会議録             第2日(平成30年9月5日)---------------------------------------議員定数17名、現在員16名、出席議員16名、氏名は次のとおり。                             1番  北村奈七海君                             3番  杉原弘規君                             4番  大石元則君                             5番  松畑 玄君                             6番  前田賢一君                             7番  福田 讓君                             8番  辻本 宏君                             9番  榎本鉄也君                            10番  久保智敬君                            11番  濱田雅美君                            12番  上田勝之君                            13番  東原伸也君                            14番  田花 操君                            15番  松本光生君                            16番  屋敷満雄君                            17番  大西 強君---------------------------------------欠席議員 なし。---------------------------------------議事日程 平成30年9月5日 午前10時開議 日程1 諸報告(文書報告)      1 例月出納検査の結果について 報告9件(地方自治法第235条の2第3項) 日程2 市報告(文書報告)      1 公設市場経過報告      2 新宮港経過報告 日程3 委員会視察報告     (教育民生委員会) 日程4 陳情第18号 新宮市西側駐車場敷地の一部払い下げを求める陳情書     (総務建設委員会委員長報告) 日程5 議案第42号 専決処分につき承認を求める件            平成30年度新宮市一般会計補正予算(第2号) 日程6 議案第43号 新宮市庁舎会議室の使用に関する条例 日程7 議案第44号 新宮市庁舎建設基金条例を廃止する条例 日程8 議案第45号 平成30年度新宮市一般会計補正予算(第3号) 日程9 議案第46号 平成30年度新宮市国民健康保険特別会計補正予算(第1号) 日程10 議案第47号 平成30年度新宮市介護保険特別会計補正予算(第1号) 日程11 議案第48号 平成30年度新宮市駐車場事業特別会計補正予算(第1号) 日程12 議案第49号 平成30年度新宮市蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計補正予算(第1号) 日程13 議案第50号 辺地総合整備計画の変更について 日程14 議案第51号 平成29年度新宮市一般会計・特別会計歳入歳出決算の認定について 日程15 議案第52号 平成29年度新宮市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について 日程16 議案第53号 平成29年度新宮市立医療センター病院事業会計決算の認定について---------------------------------------会議に付した事件 日程1 諸報告(文書報告)から 日程16 議案第53号 平成29年度新宮市立医療センター病院事業会計決算の認定についてまで---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者               市長               田岡実千年君               副市長              向井雅男君               企画政策部               部長               新谷嘉敏君               企画調整課長           尾崎正幸君               商工観光課長           勢古口千賀子君               総務部               部長               小谷 充君               参事(防災及び危機管理担当)   西 利行君               総務課長             山下泰司君               財政課長             小林広樹君               市民生活部               部長               平見仁郎君               市民窓口課長           赤坂幸作君               生活環境課長クリーンセンター長 稗田 明君               健康福祉部               部長兼福祉事務所長        田中幸人君               健康長寿課長           河邉弘ミ子君               建設農林部               部長               田坂 豊君               都市建設課長           宇井俊治君               熊野川行政局               局長               名古一志君               医療センター               事務長              中前 偉君               水道事業所               所長               畑尻英雄君               消防本部               消防長              川嶋基正君               教育委員会               教育長              楠本秀一君               教育部               部長               片山道弘君               次長兼教育総務課長        北畑直子君---------------------------------------本会議の事務局職員               局長               久保欽作               次長兼庶務係長          岸谷輝実               庶務係主任            中尾 愛               次長補佐兼議事調査係長      岡崎友哉               議事調査係主事          大居佑介             第2日(平成30年9月5日)--------------------------------------- △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(屋敷満雄君)  おはようございます。 ただいまの出席議員は16名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付いたしたとおりであります。御了承願います。 日程に入ります前に、きのうの台風21号による被害状況と対応について当局より報告の申し出がありますので、これを許可いたします。 西総務部参事。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当](西利行君)  おはようございます。 21号台風の報告をさせていただきます。 まず、対応状況でありますが、昨日報告の中で避難所の開設数、24カ所とさせていただきましたが、1カ所ふえまして、最終的には全25カ所を開設させていただいています。避難者数につきましては、ピーク時355世帯、513名の方が避難所に避難していただいています。 それから、雨量の関係ですが、和歌山県の観測値でちょっと速報値なんですけれども、新宮では緑ケ丘地点で時間雨量最大で24ミリ、それから、累積雨量については124ミリ。日足地域の観測所では時間雨量最大で58ミリ、累積雨量は195ミリを観測しております。 河川水位ですが、日足観測所で最高7.28メートルを記録しています。赤木川、これは上長井の観測所で3.03メートルを観測しております。その後水位は低下しておる状況であります。 ダム放流量の関係ですが、小森、二津野の合算値、最大ですが、これで2,700トンが放流されております。 続いて、被害状況ですが、人的被害について、大きな被害については報告は入っておりませんが、昨日、市内3,600軒余りで停電が発生しました。きのうのうちにほとんど停電は解消されたんですが、現在まだ熊野川町の一部地域において停電が続いているようであります。 それから、一般住宅等の被害なんですけれども、本日、税務課のほうで一般住宅等の災害調査に入る予定となっております。 それから、市道、農道等の関係についてですが、倒木等の被害がございますが、全て撤去されて、現在、また引き続き技術部、都市建設、農林担当のほうで調査が継続されて行う予定となっております。 災害対策本部でありますが、昨日の9月4日ですが、18時30分で一旦閉じまして、現在各部で対応している状況であります。以上です。--------------------------------------- △日程1 諸報告 ○議長(屋敷満雄君)  日程に入ります。 日程1、諸報告を議題といたします。 番号1は文書報告として、例月出納検査の結果について報告9件であります。御了承願います。--------------------------------------- △日程2 市報告 ○議長(屋敷満雄君)  日程2、市報告を議題といたします。 市報告は文書報告として、公設市場経過報告及び新宮港経過報告の2件であります。御了承願います。--------------------------------------- △日程3 委員会視察報告 ○議長(屋敷満雄君)  日程3、委員会視察報告を行います。 教育民生委員会の報告を求めます。 13番、東原議員。 ◆13番(東原伸也君) (登壇) 教育民生委員会視察報告を行います。 本委員会は、8月1日から2日の日程で、福岡県大牟田市において大牟田市認知症ケアコミュニティ推進事業についての視察研修を実施しましたので、その概要について報告いたします。 大牟田市は、かつて炭鉱のまちとして栄え、最盛期には人口約21万人を擁していましたが、石炭産業の衰退に伴い人口も減少を続け、現在では約11万6,000人となっています。また、高齢化率は35.5%で、これは全国の10万人以上の都市の中では2番目に高い高齢化率になります。 このような状況から、大牟田市では高齢者福祉に力を入れ、2001年からは認知症ケアコミュニティ推進事業を進め、認知症になっても誰もが住みなれた家や地域で安心して暮らし続けることのできるまちづくりに取り組んでいます。 大牟田市では、介護サービスの質の向上を個々の事業者の努力に委ねるのではなく行政も支援することが必要との考えから、行政が事務局を担い、市内全ての介護事業者が加入する大牟田市介護サービス事業者協議会を2000年に設立し、その専門部会として発足した認知症ケア研究会(現、認知症ライフサポート研究会)が基盤となり、認知症ケアコミュニティ推進事業がスタートしました。 本推進事業ではさまざまな取り組みが行われていますが、今回の視察において詳しく説明のありました認知症コーディネーター養成研修認知症SOSネットワーク模擬訓練、子供たちと学ぶ認知症絵本教室について紹介いたします。 まず、認知症コーディネーター養成研修であります。認知症コーディネーターとは、認知症ケアの質の向上を図るとともに市のさまざまな認知症支援事業に携わり、地域における認知症の人を支えるリーダー役を担う人材のことです。養成研修は1学年12人、2学年同時に行われ、毎月2日間の履修項目に従った研修を2年間受講するもので、その内容は、講義形式よりもディスカッションやグループワークに重きが置かれています。平成15年度から開始され、現在では第14期生までの計136名が修了しています。なお、受講費用は年間10万円となりますが、ほとんどは受講生が所属する法人が支払っているとのことでした。 市では、地域包括支援センターや小規模多機能型居宅介護施設地域密着型サービスの責任者には本研修を修了した認知症コーディネーターの配置を義務づけ、また地域認知症サポートチームのメンバーとして認知症専門医と連携して適切な助言や本人及び家族への支援をコーディネートする仕組みがつくられているなど、認知症コーディネーターは大牟田市の認知症ケアの中核を担っておりました。 ただいま述べました小規模多機能型居宅介護施設やグループホームには、大牟田市ならではの施策として地域交流施設の併設が義務づけられています。地域交流施設が同じ場所にあることによって、介護サービスを受けながらこれまでと同様に地域の人たちと交流することができ、また最近では好評を得ている認知症カフェも本施設で開催されることが多くなっています。この認知症カフェは事業者の自主事業となっており、認知症カフェの要件としては認知症コーディネーターが運営にかかわるということだけで、市としては金銭的な支援も含め一切かかわっていないとのことです。しかし、事業者側としてはカフェを運営することで地域住民との関係を構築し、将来的な利用者の確保につながっています。 なお、小規模多機能型居宅介護は採算性が非常に厳しいということもあり、全国的に余り広がっていませんが、大牟田市では25もの事業所があるとのことでした。 次に、大牟田市では、行方不明者の捜索願が警察に出されると、警察から市役所、金融機関や公共交通機関等に情報が提供され、さらに市役所から各小学校区内のネットワークや近隣市町、また「愛情ねっと」と呼ばれるメール配信システムに登録している市民などに情報提供が行われ市内全域に捜索協力を呼びかける「ほっと・安心ネットワーク」が構築されています。本ネットワークにより行方不明者をできるだけ早く安全に保護するために、年1回まちを挙げて認知症SOSネットワーク模擬訓練と呼ばれる訓練を実施しています。もともとは一小学校区で始まった訓練でしたが、今では範囲も市内全域に広がって、毎年2,000人を超える市民が参加し、多くの自治体も視察に訪れているそうです。 訓練は、認知症の人が行方不明になったという想定で行方不明役の人が地域を歩き、実際の捜索と同様に地域ネットワークへ情報が伝えられ、捜索、声かけが行われます。情報伝達のスピードや情報が正確に伝わっているかを確認するとともに、特に重要なのは声かけで、高齢者に声をかけることは意外に難しいことから、声かけの訓練には力を入れているそうです。こうした訓練の成果として、日暮れに1人で歩いているお年寄りに声をかける市民がふえ、平成26年以降は、捜索願が出されてから地域ネットワークへ情報が流されるまでに市民によって発見されるケースがふえてきたとのことでした。 最後に、絵本教室の取り組みについて紹介します。 大牟田市では、市民アンケートの中で子供のころから認知症について学び、認知症の人と触れる機会をつくるべきとの提言があり、これを受けて、「いつだって心は生きている」と題した絵本を作成しました。この絵本には三つの物語が掲載され、認知症になったおじいさん、おばあさんを温かく見守る子供や家族、地域が描かれています。また、認知症という病気についての解説と絵本の活用方法も掲載されるなど、認知症について子供が学ぶだけでなく、大人も一緒に学ぶことができるものとなっていました。 この絵本を用いた絵本教室は小中学生を対象に総合学習の時間を利用して行われ、絵本の読み聞かせと認知症についての学びの後はグループワークにより意見交換が行われます。こうして学んだ子供たちは、単に認知症の人の理解ということにとどまらず、実際に道で迷っていたお年寄りに声をかけて家まで送り届けるといった行動にあらわれてきているそうです。 大牟田市では、認知症をキーワードに子供から大人まで、まち全体がかかわりながら地域のつながりを構築し、事業者と地域住民、行政が一体となって誰もが安心して地域で暮らせるまちづくりに取り組まれていました。 本委員会は大牟田市における取り組みを参考に、本市における高齢者福祉について調査研究を進めてまいりたいと思います。 以上で報告を終わります。 ○議長(屋敷満雄君)  以上で委員会視察報告を終わります。--------------------------------------- △日程4 陳情第18号 新宮市西側駐車場敷地の一部払い下げを求める陳情書 ○議長(屋敷満雄君)  日程4、陳情第18号、新宮市西側駐車場敷地の一部払い下げを求める陳情書を議題といたします。 付託となった総務建設委員会委員長の報告を求めます。 15番、松本議員。 ◆15番(松本光生君) (登壇) おはようございます。 委員長報告を行います。 平成29年12月定例会において総務建設委員会に付託され、継続審査となっておりました陳情第18号、新宮市西側駐車場敷地の一部払い下げを求める陳情書につきまして、委員会の審査の経過並びに結果を御報告いたします。 本陳情の趣旨は、時代の医療ニーズに応えるため、施設建てかえを計画している陳情者が実施に当たり、医院の敷地だけでは対応が難しいことから、隣接する新宮市西側駐車場敷地の一部払い下げを求めるものです。 本委員会は、付託後4回の委員会審査を行い、慎重かつ活発な議論を重ねてまいりました。 委員会では、当局より「陳情者からは市に対して何度も売却依頼がありましたが、市庁舎の建てかえに伴う駐車場の確保が必要なことから断っていました」との説明があり、委員中より「駐車場の売却により多少不便になるかもしれないが、売却金のほか固定資産税も見込める。それで新規事業や借金の返済に充てるべき」との意見や「市民にとっても必要な公有地であり、仮に売却するにしても競売が基本になるのではないか」との意見が出されました。 当局からは「市内の開業医の育成も重要であり、代替地等により市民の利便性が確保されるのであれば陳情者の希望をかなえたい気持ちもあります」との説明があり、委員中からは「どの程度の面積が必要か、また、代替地等具体的な提案があるのか、当局は一度陳情者と話し合うべきではないか」との意見が出されました。 このような議論を重ねる中、平成30年8月21日開催の委員会においては、陳情者の求める面積について当局より「第2駐車場の約半分を希望しているとのことでした。その上で、陳情者からは、市庁舎入り口のある第1駐車場に隣接する用地を確保、整備した上で西側の第2駐車場の同面積分を交換していただけないかとの提案がありました。市としては、第1駐車場の面積が広くなることで第2駐車場の減少部分と同程度の駐車台数が確保でき、来庁者の安全や利便性なども確保できるとの判断から、この提案に対して検討の余地があると考えます」との説明がありました。 委員中からは「代替地の整備は陳情者が行い、市が行うことはないのか」との質疑があり、当局より「陳情者からの提案であり、市が整備することは一切考えていません」との答弁がありました。 次いで、委員中より「代替地の面積は陳情者の希望する面積と同程度か。面積に差がある場合はどう対応するのか」との質疑があり、当局より「代替地は陳情者の希望面積より約80平方メートル狭いものとなります。仮に交換となった場合の面積差への対応については、車両が安全に出入り等できる面積を第2駐車場の残余地に確保した上で、余剰となる部分があれば売却も含め検討したいと思います」との答弁がありました。 また、委員中からは「駐車場の一部売却による収入増や維持管理費の減を見込んでいるのに、土地の交換では意味がない」との意見が出されました。 その後の採決では、挙手採決の結果、本委員会は陳情第18号について賛成多数により採択すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(屋敷満雄君)  委員長の報告について質疑に入ります。 5番、松畑議員。 ◆5番(松畑玄君)  これ、陳情者が払い下げを求めて、後に交換という話になってきたんですか。 ◆15番(松本光生君)  これに書いているように、陳情者は払い下げという要望がありましたけれども、委員会の中で、先ほど申しましたように駐車場は必要やと。だから、その中で市に対して陳情者との話し合いでどのような考えを持っているか聞いてほしいと委員会でありまして、その経過がさっき下のほうに出ておりました、第1駐車場に代替地を何とか設置するような方向で進めていきたいと、そういうふうな当局に説明があったということです。 ◆5番(松畑玄君)  陳情者が希望している面積よりも80平米ほど狭い。もしそれを払い下げるとしたら大体幾らぐらいで。
    ◆15番(松本光生君)  金額まではまだ出ておりません。まだそこまでの、当局の話は具体的なその線まで行っていないと思うので。今、予測の話やと思うんですけれども、そこまでちょっと詰めた話はまだできておりません。 ◆5番(松畑玄君)  これ、代替地ということなんですけれども、その代替地になるところというのは陳情者の土地ではないんですよね。それを今から確保してという話ですよね。 ◆15番(松本光生君)  というように聞いております。 ◆5番(松畑玄君)  結構金額も決まっていない、そして代替地自体も交換できるかどうかという、この不確定要素が多い中で採択しようかとなった一番の原因というか理由というのは。これを採択しなければならない理由。 ◆15番(松本光生君)  道路を隔てて来庁者の安全とか利便性を考えた場合に、第1駐車場にもしそういう確保できるのであれば最も市民サービスになるんじゃないかというふうな委員からの意見がありました。それと、市としては、新宮市の医療の充実のためにそういった病院の建設につけて協力していきたいと、市側はそういうふうな意見でした。 ◆5番(松畑玄君)  これ、委員会の中でほかのもし医療機関が、ほかの業種でもそうなんですけれども、協力求められたときにやはり協力していくという体制で。ここだけということはないですよね。 ◆15番(松本光生君)  今回の場合はここに書いていますように、再三何度も市に対して売却というんですか、土地を何とか、隣同士なので確保したいというお話があったと。現市長以前から何回もあったということを聞いております。そういった意味で一番身近な土地の払い下げというんですか、そういった利用度の利点がそこにあったんじゃないかと思っております。 ○議長(屋敷満雄君)  4番、大石議員。 ◆15番(松本光生君)  もう同じ質問せんとってくれよ。 ◆4番(大石元則君)  前向きな御審査にまずは感謝したいと思います。 この報告の中で、陳情者からは、陳情書そのものは公用地の払い下げを求めるものと聞いております。その中で、委員の中には駐車場の一部売却による収入増や維持管理費の減を見込んでいるのに土地の交換では意味がないとはっきりと申されている委員もおられます。その方は多分陳情書がきっと売却を、払い下げを申し入れているのでそういうふうに理解された上で賛成されているように私にはとれます。片や委員会で積極的に審査されたことは、市民の利便性を考えた上で交換をするというめどを持った上で賛成されたと。 この同じ賛成でも、両者の意見を比べたときに私には違った立場で賛成されているように理解できたのですが、そうだったんでしょうか。 ◆15番(松本光生君)  これは個々の考えですから、意見ですからいろいろあると思います。ただ、委員会としては4回重ねる中で、委員中からはやっぱり住民サービスを損なわないために代替地をということで進めてまいりました。それは当局に一応伝えてあります。当局はそれならば対処しますという返事をいただいております。まだ内容についてはこれから、またどんどん進めていくと思うんですけれども。 ◆4番(大石元則君)  ということは、具体的に…… ◆15番(松本光生君)  それはあくまでも代替地と受けておりますので。 ◆4番(大石元則君)  私が申し述べた内容に関連して、最終的に委員会では、この陳情書そのものが払い下げだけを求める陳情書であることについて問題提起される委員はおったんでしょうか、おらなかったんでしょうか。 ◆15番(松本光生君)  それについてはありませんでした。内容については市当局も代替地でなけりゃ対応できないと、当局からそういう返事をいただいておりますので。意見はいろいろ考えもあると思いますけれども、委員会としてはそのような進めでしていると思っております。 ◆4番(大石元則君)  当局からの説明をもとに判断されたということですね。以上です。 ○議長(屋敷満雄君)  3番、杉原議員。 ◆3番(杉原弘規君)  二、三ちょっとお聞きしておきたいと思います。 要らない公有地というんですか、必要でない困った公有地は手放したらええやろし、民有地であっても必要なところはもう公有地にしていく、そういう努力はすると思うんですよ。 今回の場合、民間から公有地を払い下げしてくれと、こういう流れなんですね。こういうことは幾つかこれまでに例はあると思うんですが、やはりこの新宮市の中心的な位置に値するところでこういうこの代替地をするとかいうことになると、一つはちょっと慎重にやるべきではないかというふうに思うんですが、そういう点での意見はいかがでしたか。 ◆15番(松本光生君)  4回の委員会で慎重審査をやってきました。 ◆3番(杉原弘規君)  慎重審査をやっているのはわかっているんですが、例えばこれから先のお話になって、ちょっと仮定の話になってくるんかもわかりませんけれども、代替地がこれからかさ上げをしたり、代替地として利用できるような手を加える、こういうことをせなあかんと思うんですよ。今、松畑議員も言われたんですが、私もそこら辺は非常に気になるところ。公有地にする、あるいは公有地を手放す、こういう流れについてはきちっとした文書的なもので残していくというんですか、このことがないと、後々にこういう問題が起こったとき、以前民間から公有地を買い上げて交換してくれという話があってということに波及しはしないかという心配もしています。そういう点で私は少し慎重に取り計らったほうがええのではないかという思いをしています。 そういう点で、この代替地になるところの売買契約はまだ完了していないと。浜野先生を僕は疑うんと違うんですよ。そういうことではないんですけれども。せやけれども、公有地を離して新たに代替地をする、こういうこの流れのときに行政としてきちっとした文書でもって書き残すというのか、このことは非常に大事だというふうに私は思うんですよ。これは後々のためですよ。だから今回、こういう例は新宮港の問題とかそういうことではあるのは知っていますけれども、しかも新宮市のこの本庁舎の真隣。お互い隣同士なんですが、そういうところでのやりとりには、やはりもう少し文書でもってきちっとしたものをここへ出していただけたらよかったのになという思いはしているんですが、その点はいかがですか。 ◆15番(松本光生君)  実はまだそこまで行っていないんですよね。陳情採択されてこれからやと。僕らは議会ですから、市長に陳情を一応こういうことですよと、全4回の意見を聞いていただいて渡しているので、当局はこれからなんですよね。初めから決めたあたらこんな陳情はせんでもいいんです。 だから、そこらは杉原議員が言うように、きちっとやっぱり契約とかそういうことはもう後々してもらわなだめですけれども、まだこの委員会ではちょっとそこまで詰める話じゃないんですよ。 ◆3番(杉原弘規君)  今ここで当局に答弁させることはできるのかな。ここの点は私は非常に大事な、同意する同意しないは別としても、ここのところは非常に気になるところなので当局も、これ、委員長は今できないんですか、答えて。     (「委員会審査したんや」と呼ぶ者あり) ◆3番(杉原弘規君)  だからそこまでは、当局の見解はどこで……。 ◆15番(松本光生君)  我々もそう思っています。当然。だからこれ、市も我々もこの意見が通らなかったら、これは成立しません、この話は。そういうことですわ。市としてもいろんな意見を持っていますので、その代替地について十分なことを努力せなんだらこれは成立しません。 ◆3番(杉原弘規君)  民有地から民間へ、民有地に売買するときに必ず税金問題なんかも絡んでくると思うんですね。そういうふうなこと、後々にもめごとにならないようにするための手だてなんかも含めて、やはりそういう文書的なものをしっかり残せるように進めていただくことをお願いしておきたいと思います。 ◆15番(松本光生君)  また議長にもちゃんと言うときますので。その辺十分加味して進めていきたいと思います。 ○議長(屋敷満雄君)  1番、北村議員。 ◆1番(北村奈七海君)  まず、4番議員も質疑されていたんですけれども、陳情書の趣旨と議論されてきた内容が最終的に交換という話になっているんですけれども、それだと陳情書の趣旨と議論の内容というのにずれが生じていると思うんですけれども、そこに関しては指摘はなかったというふうに言われているんですけれども、基本的に、それでは交換に至った原因として払い下げができないという根拠はどういうものがあったのか教えてください。 ◆15番(松本光生君)  先ほども言いましたように、当然、現在第2駐車場を使っております、市民が。第2駐車場を今使っておりますよね、陳情者が欲しい土地を。市民が使っておりますので、それに見合う土地、駐車場。そういうものがなけりゃ市としてもそれはできませんと、払い下げはできませんということです。 ◆1番(北村奈七海君)  いや、それに関しては、払い下げができないという理由ではなくて、それは交換すべきであるという議論が出てきてからそういう話になったと思うんですけれども、市として払い下げがなぜできないのかという根拠をどこに持ってきたのかという議論はなかったんですか。 ◆15番(松本光生君)  当局は第2駐車場は今必要やと。だから、それに見合う駐車場がもし確保できるのであれば当然そういった話も、払い下げるになるんか代替になるんか。まだこれ、初めの話ですからわかりませんけれども、この陳情の中ではまだそういった話は進んでいなかったので。ただ、当局としての意見は代替地があればという考えでした。 ◆1番(北村奈七海君)  わかりました。要は払い下げをするしないというふうな議論をするときに、代替地が必要なのでそれがあれば払い下げができるできないという話だけであって、そこに何か、例えば法的な根拠があるのでそれはできませんという話はなかったという理解でいいですか。 ◆15番(松本光生君)  そうですね、法的なものは何もないですね。そこには。 ◆1番(北村奈七海君)  そうしたら次に、今交換という話が出ているみたいなんですけれども、新宮市には新宮市財産の交換、譲与、無償貸与等に関する条例というのがあるんですけれども、それは今回の交換という話が出た際にはこの条例に当たるのかなと思うんですけれども、こういった条例に当たるのかという議論は委員会の中ではあったんでしょうか。 ◆15番(松本光生君)  条例に当たるかという詳しい話はありませんけれども、市としてはそれに合う条件だからこういう結果として話が進んできたと理解しております。 ◆1番(北村奈七海君)  そこに関しては委員会では議論はなかったということですね。 ◆15番(松本光生君)  なかったです。 ◆1番(北村奈七海君)  わかりました。 もう一つは、そもそも地方公共団体が例えば交換という今回、話が出てきていますけれども、交換といってもそれも契約に当たると思うんですけれども、契約を行う際には、基本的には地方自治法の第234条第1項にあるように、「売買、貸借、請負その他の契約は、一般競争入札、指名競争入札、随意契約又はせり売りの方法により締結するものとする」という条文があるはずですけれども、その条文にのっとって、基本的にはまず一般競争入札を行政手続上は最も公平性が担保されていると考えてそういう議論が出るはずだと思うんですけれども、そういった議論が出たことはなかったんですか。 ◆15番(松本光生君)  ここへ書いていますように、当然それはありました。真ん中に書いていますように、別に…… ◆1番(北村奈七海君)  そこに関してありましたということではなくて、それが妥当がどうかという議論はあったんですか。 ◆15番(松本光生君)  妥当って。 ◆1番(北村奈七海君)  妥当というのは、一般競争入札をとるべきではないのか、それともとらなくてもよいのではないかという議論があったのかということです。 ◆15番(松本光生君)  そういう市民にとって必要な公有地という、こういう話があった中で、これの陳情の話はそのまま進みましたということです。 ◆1番(北村奈七海君)  今の話ではちょっとわからなかったんですけれども、私も4回の記録は拝見させていただいていて、その中で一般競争入札が妥当であるという議論はなかったように思いますし、そもそも随意契約で進んでいくというような趣旨の話が出てきただけだったというふうに思いますが、それで間違いないですか。 ◆15番(松本光生君)  いや、これ、ちゃんと書いているように、あったんですよ、これ。ここに、市民にとって必要な公有地であり、仮に売却するとしても競売が権利なんじゃないかという。この意見があったんですよ。言うた本人がおりますのでわかっていますので。 ◆1番(北村奈七海君)  それは、8月21日の最後の総務建設委員会のときの記録ですか。 ◆15番(松本光生君)  いやいや、一番初めぐらいかな。一番初めぐらいのときからもう。だから、この代替地は云々の話の前ですわ。 ◆1番(北村奈七海君)  今、私の手元には1回目の総務建設委員会のこの払い下げを求める陳情書の記録がありますけれども、そこに一般競争入札が妥当かどうかという議論がされた形跡は、私が確認した中では確認できていません。 ◆15番(松本光生君)  後ほど確認します。 ◆1番(北村奈七海君)  それは後ほどではなくて、この後採決に入るので、もし今委員長が議論されたはずということであれば、確認してください。 ◆15番(松本光生君)  暫時休憩してくれ。 ○議長(屋敷満雄君)  暫時休憩いたします。 △休憩 午前10時37分--------------------------------------- △再開 午前10時53分 ○議長(屋敷満雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 1番、北村議員。 ◆1番(北村奈七海君)  今、私が質疑させていただいた内容に関してはこの記録の中には記載はなかったということなんですけれども、発言としては実際に発言は何度もされていたということで、議長からも総務建設委員会に入られていた方たちから確実にあったということなので、その点に関しては委員会の記録という性質からもそういうふうになっているものであるという説明を受けました。その点に関しては、もう委員長のほうから回答としてはそういう議論は出ていました、ありましたというふうな回答をこの場でもらっているので、それはそれとして受けとめたいというふうに思います。 あとは、今回はもう既に完成された駐車場を一部払い下げというか交換という話になっていると思うんですけれども、庁舎を建設するくらいのころからですか、10年ぐらい前から譲ってほしいという話は出てきているということもこの記録の中にはあったんですけれども、そのころから断ってきておられた経過があって、現在になって交換であれば応じてもいいかもしれないというような話になってきたわけですけれども、完成してしまったものをそれではまた今度民間に交換、払い下げかということで議論していくというふうになると、行政として一度計画どおり行ってきたものを完成してまた変更して、しかも民間に渡すという流れになるわけですよね。そこに対して、委員会の中ではそれが行政として公共性、公平性というものを、そして地方公共団体が本来行うべき計画をきちんと計画どおり遂行していくという部分において問題があるのではないかという議論はなかったんですか。 ◆15番(松本光生君)  それもありました。 ◆1番(北村奈七海君)  ありましただとかなり大ざっぱなくくりになると思うので、具体的に、できればこういう点でありましたというふうに答弁いただけると。 ◆15番(松本光生君)  この中に書いてあるとおりでございます。 ◆1番(北村奈七海君)  記録は読んでいるんですけれども、その中の確認として、委員長のほうからいついつこういう点で議論しましたというふうにちょっと教えてもらえると。 ◆15番(松本光生君)  4回の中で常にそういう話は出ております。 ◆1番(北村奈七海君)  わかりました。以上です。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  質疑を終わります。 本案について討論ありませんか。 14番、田花議員。 ◆14番(田花操君)  私は、新宮市西側駐車場敷地の一部払い下げを求める陳情書、陳情第18号の採択に反対の立場で討論いたします。 市長は既に、浜野医院に対して当土地の一部を払い下げているが、このときもなぜ一個人に払い下げできるのかといった疑念が残っている。今度はさらにその土地の半分の払い下げを求める陳情である。私は全く本来の陳情請願のあり方などから、この陳情書の提出に対しては大変違和感を持っています。 まず1点目。この土地は、新庁舎建設に伴って既に予算執行により第2駐車場施設の整備として完了して、紛れもなく行政財産として市民の利便のために供されている。 2点目。市役所周辺の地域コミュニティや防災対策などから、本庁舎に隣接してまちづくりの面からも必要な都市空間であると思う。このため、普通財産にして払い下げるに関する理由が全くなく、市民の同意は得られないと考えている。 3点目。浜野医院周辺には民間の空き家、空き地が多数存在しているにもかかわらず、なぜ市民の共有の財産である市有地の払い下げを求めるのか。病院施設用地の確保、経営の拡大等は、あくまでも民間事業者である病院経営者の経営能力、努力の中で成長していくことが大事な社会通念となっている。私から見れば公私混同をしているように感じざるを得ません。また、仮に本陳情書が採択されても、当局が願意を実現する場合においては、普通財産として売却する場合でも地方自治法は特定の個人に払い下げるといったことは認めていない。まず、一般競争入札によることを原則としている。市有地の売却について不透明と疑われるような売却方法をとるべきではない。 最後に、特定の個人に市有地の売却を優先させるやり方には疑問を持たざるを得ない。市有地の売却によって住民福祉の向上という地方自治体の任務に反する住環境の悪化が起こるようなことがあってはならず、早く売ることばかりが先行する不用意な売却の推進には断固と反対する。 以上、新宮市西側駐車場敷地の一部払い下げを求める陳情第18号の採択に反対します。 ○議長(屋敷満雄君)  次、賛成の方。 6番、前田議員。 ◆6番(前田賢一君)  本陳情書の採択に賛成の討論を行います。 本件は浜野医院から、医療技術の高度化が進み、建物や医療機器の老朽化、また患者様が利用される駐車場や車椅子乗降の際に必要な安全スペースの確保など、医療施設としての機能が古くなり、多くの患者様に御不便とおかけしているのが現状ですと。2人の娘夫婦が加わり、5名の医師体制で時代のニーズに応える施設に建てかえたいと計画しています。しかし、当院の敷地だけでは対応が難しく、隣接している新宮市西側駐車場の一部を払い下げていただきたいとの陳情書が議長宛てに出されたものであります。 審査の中で田岡市長から、売却は市民の利便性を考えできないが、代替地を用意してもらえるのであれば検討の余地があるとの答弁を受け、議長から願人にその旨を伝えたところ、願人から代替地を用意できるとの意向を受け、当局により詳細な検討をしてもらうため、総務建設委員会で賛成多数で採択したものであります。 まず、代替地の位置は利用度の高い第1駐車場に隣接する場所であります。第2駐車場から市庁舎を訪れる市民の皆様が道路を渡らなくてもよくなり、安全性が確保されます。 次に、医療体制が充実し、市民の健康増進に大きく貢献していただけるものと思います。そして、土地及び建物の固定資産税等も新たに生まれ、財政面でも大きなメリットがあります。あくまでも売却ではなく、代替地との等価交換であります。 以上のことから、市民、新宮市にとり多くのメリットはありますが、デメリットは全くありません。 よって、本件に賛成の意を表します。以上。 ○議長(屋敷満雄君)  反対討論ありませんか、反対の方。 8番、辻本議員。 ◆8番(辻本宏君)  この新宮市西側駐車場の一部払い下げ、売り払いを求める陳情に反対いたします。なぜならば、今回の陳情内容は議会で議決する要件でないからであります。 新宮市で長年病院を営まれて陳情された浜野先生の言い分はわからないでもないですが、個人の事業と隣接する市役所駐車場は市民全体の公共用地であります。 ここ数年にわたり全国的にも豪雨や地震災害に見舞われ、大きな被害を受け、人の命までも奪われている。新宮市も同じように、これまで豪雨災害に見舞われ大きな被害を受け、人命も奪われています。また、南海トラフ地震にも十分注意をするよう、国、和歌山県からも言われている。いつどのような規模で起こるかわからない天災、自然災害であります。それに備えて、災害時に中心拠点となる市役所周辺の駐車場や広場は自衛隊、警察の緊急を要する自動車や災害用具の置き場として確保しておかなければなりません。極めて重要な公共用地であります。このような事態が発生したときを考え、また、日々近隣の会場で集まりがあったときにもこの駐車場は活用されております。 ほか、陳情者から不確定なことであるようですが、市庁舎前の駐車場に隣接する土地を駐車場に整備して第2駐車場と代替地にする提案もあるようですが、これは市役所前の駐車場が広くなり、市民の皆さんの利便性が高まり、市行政にとってメリットではあることではありますが、このことは別な案件として考えていかなければなりません。市民の皆さんに支障、不便のないことをまず第一に考え、行政の長である市長が判断することを求めて、反対いたします。以上です。 ○議長(屋敷満雄君)  賛成の討論の方。 7番、福田議員。 ◆7番(福田讓君)  本陳情書議案に賛成の立場から討論を行います。 本陳情書は平成29年12月の定例会に上程され、総務建設委員会に審査を委託されたものであります。その後、議会閉会中の総務建設委員会においても継続審査を行い、委員各位の慎重なる考えと認識のもとに、3月定例会、6月定例会中の総務建設委員会等においてかんかんがくがくと闊達な議論を醸し出してまいりました。また、市長、副市長、総務部長等の本陳情書案に対する執行者側の考えもただしてまいりました。 陳情人が市に対して払い下げを求めている本庁西側の駐車場は、市の行政財産であります。市の一等地であります。新庁舎が完成するまでの間、多くの市民からの要望は、市役所へ行っても車を置く駐車場が狭過ぎるとの苦情が多数寄せられておりました。さらに、地震、津波等の大災害時に庁舎に避難される市民のためにも、駐車場を兼ねた広い土地の確保を目指して新庁舎が完成に至った経緯であると私は考えております。 本来、一等地の行政財産を払い下げるときは市長が市民に公示して、一般競争入札で行うことが至当であります。しかしながら、本陳情書を審査する8カ月間において総務建設委員会を開催した中で、本年8月21日に開催された委員会の陳情書審査の中での執行者の考えをただしたところ、市長を初め、執行者側から陳情人が庁舎正面の東側にある土地を購入して陳情人が盛り土と整地整備を行い、陳情人が希望している面積の駐車数と同等の駐車場を整備するという代替地の提案があることを明らかにし、なおかつ、この提案をもとに今後早急に精査を行いたいとの答弁がありました。 市民の方々は、利便性を考えるならば東側の駐車場を利用することが必然的であります。が、満杯のときは西側駐車場を利用しなければなりません。しかし、西側駐車場から庁舎東玄関までの道路には横断歩道は設置されておりません。市民にとって左右をよく確認し、道路を横断しなければならず、危険が伴っております。陳情人が執行者に提案している代替地によって東玄関の第1駐車場が拡大されることで、市民の安全性が少しでも確保されるものと確信いたしております。 地方自治は、予算を執行する市長とその予算の決定と執行権を監視する議会の二元代表制であり、民主政治が確立されております。市長も議会も市の発展と市民の福祉の向上に取り組むことが最大の使命であります。本陳情書は市の西側駐車場の払い下げを希望するものでありますが、陳情人と執行者との協議内容の真意をただすことにより、払い下げはせず、同じ面積の確保となれば交換という考え方があることも確認いたしております。 市長も市議会議員も市の有益性と市民の有益性を第一に考えて行動することが責務であります。私は総務建設委員会において、本陳情書に対するみずからの考えを政治信念に基づき鮮明に述べてまいりました。推察するところ、市民の方々には本陳情書に対する反対、賛成のさまざまな意見があることも事実であります。しかしながら、総務建設委員会での市長、副市長の答弁にも明確にあらわれているように、市の有益性と来庁者の利便性、安全性等を最重視して、今後、陳情人との協議を行うことの見解も明示されております。議員選挙によって選ばれた選良である限り、信念を持ってみずからの考えを明確にすることが議会人としての務めであると思慮いたしております。 議員各位におかれましても、高度な政治判断に基づき、本陳情書の採択に御賛同いただきますようお願い申し上げまして、賛成討論を終わります。以上。 ○議長(屋敷満雄君)  反対討論ありませんか。 1番、北村議員。 ◆1番(北村奈七海君)  反対の立場で討論を行います。 今回の陳情書を採択することについては、先ほど委員長に質疑もさせていただきましたが、その中で交換という話が出ているということでしたが、その交換についてもどういった条文にのっとって精査したという議論は見られませんでした。 もちろん交換ということになれば、本来であれば、休憩もとっていただいたように、一般競争入札が妥当な行政手続であるというふうに考えます。しかし、そうではなくて、現在交換という形で話を進めていこうとされているとすれば、市有地を特定の個人の事情におもんぱかって、行政が本来守るべき公共性を手放してしまうことに私はほかならないと思います。そして、それを促すような決定を議会が後押しするわけにはいかないと考えています。 本来であれば地方公共団体、新宮市は、市として守るべき公平性、中立性というものを法にのっとってしっかりと担保していくべきものであると考えています。しかし、今回の陳情書を採択してしまうと、議会がその市側の動きに歯どめをかけるという守るべき、本来行うべき役割が発揮できない、そのように考えますので、以上の理由から今回の陳情書の採択については反対といたします。 ○議長(屋敷満雄君)  賛成の方。 17番、大西議員。 ◆17番(大西強君)  賛成の立場で討論いたしますが、まず断っておきますが、当然私は新宮市民であって、かつ、新宮市民の代表者として審議権を付託されて発言をするところであります。 なぜ本案に賛成するか。反対する理由がみじんもないからであります。財政が逼迫している市の財政事情の中で、西側駐車場を提供することによって市民サービスを充実させるか、医療施設を充実することが住民福祉に貢献することか、どちらかを考えた場合、当然医療施設の充実を図るのが市民サービスとして貢献するのは明らかでありませんか。 先般、私は体を壊しまして、その症状が皮膚科の専門分野であったので、私は医者にかかったことないのでなじみはないんですけれども、この庁舎の真ん前に皮膚科があったんで、浜野医院で診察を受けたんです。暑い日、6月の猛暑の日、浜野医院を訪れたところ、待合室が満杯で入れないわけ。やむなく受け付け終わって、浜野医院の前の駐車場のかんかん照りのところで待っていたんですが、なかなか呼んでくれない。もう帰ろうかなと思ったところへ浜野院長が偶然通りかかって大西さんじゃないんですかと言うから、はい、大西です言うて。何しているんですかと言うから、いや、診察受けに来たんですけどいっぱいで入れんのでここで待っているんですと言うたら、ここで待っていてもいつまでも呼んでくれませんよと。私が言うてきますと言うから、いや、先生、それは困りますと。僕は市議会議員なので、僕が先に診察してもろうたらほかの患者さんが不満になったら悪いからここで待っています。そしたら、受付の人が順番待っていたら呼びに来てくれて、診察を受けたんですよ。結局重大な障害が発見されて手術をすることになったんですが、医療センターはうちではできないということだったので伊勢の赤十字病院を紹介してもらって、伊勢の赤十字病院で手術を受けたんです。駐車場の利便性でサービスしてもらうより、市民として医療施設を充実させてもらうほうがずっとありがたい。 ところで、浜野医院がこの駐車場を払い下げてもらうことによって病院施設を立派にしたいと、充実させたいという希望なんです。ここで浜野医院に払い下げることによって、浜野医院のほうからすれば、この土地を取得したら不動産取得税を納めなきゃならない。固定資産税を払わなきゃならないんです。取得して病院を大きくして患者さんをふやす。収入が上がると市・県民税を多く払ってくれる。この税金を払ってもらうことによって福祉事業ができるんです。生活保護もできる。児童手当もできる。子供の給食の無料化もできる。税金を払ってくれる人がいるから福祉事業ができるんじゃないんですか。 駐車場なんか要らん、私がこう言うと、すぐに駐車場なくなったら困ると。なくなるんじゃないでしょう。一部でしょう。そのためにここの庁舎を高くしたんや。だから前の経済会館が不必要になったんやないか。それで不必要になったものは払い下げて収入を図らなどうするんや。財政が豊かであれば駐車場を広くとり、それはいいけれども、逼迫しとるわけでしょう。もう破産状態じゃないですか。 そこで、数年前に大手の運送会社が新宮へ進出してきて、それで既存の新宮市内の運送業者が反対したわけや。この市の土地を売らんといてくれと、我々は生活に困るからと陳情上がったんや。そのときに田岡市長は、この土地を売却して既存の業者は困るだろうけれども、市民は困るだろうけれども、この土地を売却して債務を減らして借金を減らして、少しでも後世の負担を軽くしたいんだと答弁したんや。 すぐにこういう意見を言うと、駐車場がなくなったら困るやないかと。なくならへんじゃないですか。十分あるやないかと言っている。少しは狭くなる。そのことによって浜野医院が施設を充実することによって、今でも浜野医院の患者さんは市外が半分以上あるんです。ということは、観光行政で交流人口を図るんだと、だから観光投資をしなければならないんだと、そういう理論がまかり通るやないか。病院も、よそから新宮市の病院へ患者さんが来るというと交流人口じゃないですか。新宮へ入ってきて物を買うのも浜野医院へ治療費を払うのも同じじゃないですか。それによって浜野医院の収入が上がる。そうすると税金もようけ納めてくれるじゃないか。その税金で福祉事業をやれるんだ。 私がこういうことに反対すると、すぐ大西は市民のことを考えてくれていないと言う。冗談じゃない。市民のことを考えとるから、駐車場よりも我々の命を守る病院が大事。災害時、市役所に逃げ込んできた避難民が駐車場が狭いと困るじゃないかと。困るじゃないですよ。それよりも市役所の前の病院の施設を充実してくれとるほうがずっと人助けや。災害でここに逃げ込んできて暑いか寒いかわからん。何日もここで毛布にくるまって寝とったら病人も出るやないか。前に医者あったら心強いんと違うか。市民のために私は賛成しているんや。 もう一点、先ほど質疑していた大石議員の意見は、あれは総務建設委員会で私が言うた意見。だから、私は代替地の購入は反対や。しかし、代替地をつくる。つくれば駐車場の利便性がなくなるということは解消されるわな。そうでしょう。私は代替地案には反対やで。売ったらええと思とるのや。だけど、もし代替地案、市長が市民の利便性を図りたいので、浜野医院の施設の充実には協力するが、駐車場が狭くなると困るから代替地を取得するということであれば駐車場の利便性を市民から奪うということにはならんわな。それでなおかつ、財政上のメリットは少なくなるから私は反対するわ。それでも、今言うたように浜野医院の施設を充実させてくれることによって市外から患者さんがようけ来る。市民も病気になったときにいい治療を受けられる。願ったりかなったりと違うか。何のデメリットがあるか。だから、私は賛成の意見はあっても反対する理由はみじんもない。 よって、本案に賛成をいたします。 ○議長(屋敷満雄君)  反対討論の方ありませんか。 4番、大石議員。 ◆4番(大石元則君)  私は本案に対し、反対の意見を述べさせていただきます。 委員長報告のとおり実現されれば、市民の皆さんのためにもなることだと思います。しかし、先ほどの質疑の中で、交渉は始まったばかりであります。不明瞭な点がまだ残っているように思われました。今の状況下では、ここで払い下げだけを求める陳情書に賛同してしまえば市民に誤解を招くのではと私は考えました。行政と議会、そして住民の皆さんとの協働を推進され、せっかくよい方向性が見出せたのですから、市民の皆さんに少しでも正確に情報が伝わるように努めたいと考えます。 よって、この公有地の払い下げだけを求めるだけの陳情書にノーと言った上で当局に引き続き交渉に当たっていただくことが陳情者の意思もはっきりし、近隣住民の皆さんの協力も得やすいと考えます。 以上、私の反対意見であります。 ○議長(屋敷満雄君)  賛成討論の方ありませんか。 反対討論の方ありませんか。 13番、東原議員。 ◆13番(東原伸也君)  反対討論いたします。 本陳情書は第2駐車場の払い下げであります。ここをもうきっちりと確認しておかなければならないと思います。 これまで、新宮市は駐車場が少ないという市民の声に対応し、当時多くの金をかけてこの駐車場を取得し、整備してまいったというのは現実であります。この駐車場は、特に新宮市、防災的にも対策本部が置かれる場所でもありますし、この駐車場、きのうも満杯でありました。そういうことを考えますと、今、単に払い下げに応じるということは大変難しいことだと思います。 先ほど委員長の報告にありました代替地等の話につきましては、これはまた市当局で考えた上で、私もまたその内容によっては一考させていただくということも考えられると思いますが、この陳情書の内容では現時点で私は反対とさせていただきます。 以上で反対討論を終わります。 ○議長(屋敷満雄君)  皆さん討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  討論を終わります。 これより、本案について起立により採決いたします。 念のため申し上げます。採決に際し着席された議員は本陳情を採択することに反対とみなします。 それでは、委員長の報告について賛成の方の起立を求めます。     (賛成者起立) 起立多数であります。 よって……     (「しっかり勘定せな」と呼ぶ者あり) 賛成の方の起立を求めます。     (賛成者起立) 1、2、3、4、5、6、7、8人あるんちゃうんか。 8人あるんちゃうんか。     (「ええんやよ」と呼ぶ者あり) 8人あるんちゃうか。 起立多数であります。 よって、陳情第18号は、委員長の報告のとおり採択することに決定いたしました。--------------------------------------- △日程5 議案第42号 専決処分につき承認を求める件     平成30年度新宮市一般会計補正予算(第2号) ○議長(屋敷満雄君)  日程5、議案第42号、専決処分につき承認を求める件、平成30年度新宮市一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 小林財政課長。 ◎財政課長(小林広樹君) (登壇) ただいま議題となりました議案第42号、平成30年度新宮市一般会計補正予算(第2号)の専決処分につき承認を求める件について御説明申し上げます。 本議案は、本年7月3日から7日にかけての梅雨前線に伴う豪雨により被災した坪井猿掛線の法面復旧等について緊急に予算措置を行う必要が生じたため、地方自治法第179条第1項の規定により、7月10日に専決処分させていただいたものであります。 それでは、3ページをお願いします。 第1条では、予算の総額に1,339万円を追加し、補正後の予算額を160億4,743万7,000円にするというものであります。 第2条では、地方債の追加は、第2表の地方債補正によるというものであります。 それでは、事項別明細書の歳出から御説明申し上げます。 恐れ入りますが、14ページをお願いします。 3歳出、11款災害復旧費2項1目道路橋りょう災害復旧費の坪井猿掛線道路災害復旧事業は、去る7月3日から7日の梅雨前線に伴う豪雨により被災した法面等について、復旧に係る測量調査設計業務及び応急復旧工事を実施するものであります。 以上が歳出であります。 次に、歳入でありますが、恐れ入りますが、12ページをお願いします。 2歳入、13款国庫支出金の名称及び負担率につきましては、説明欄記載のとおりであります。 18款繰越金につきましては、本補正予算に必要な一般財源として、平成29年度からの繰越金の一部を充当するものであります。 次に、20款市債につきましては、事業の名称、充当率、いずれも説明欄記載のとおりであります。 以上が歳入であります。 次に、前に戻っていただきまして、6ページをお願いします。 第2表地方債の補正でありますが、1件の追加で、起債の目的、限度額、借り入れや償還の方法につきましては、いずれも記載のとおりであります。 以上、簡単ではありますが説明とさせていただきます。御承認賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(屋敷満雄君)  本案について質疑に入ります。 14番、田花議員。 ◆14番(田花操君)  常任委員会へ付託せんから私はできるんやね。 ○議長(屋敷満雄君)  できます。 ◆14番(田花操君)  できないの。 ○議長(屋敷満雄君)  はい、どうぞ。 ◆14番(田花操君)  この坪井猿掛線いうのはどこら通ったあるわけ、道路。 ◎都市建設課長(宇井俊治君)  この路線につきましては、熊野川小学校から中学校までの間で約50メートル小学校から下におりたところの部分であります。 ◆14番(田花操君)  熊野川小学校のところから中学校へかけて。今度はつくった道か。 ◎都市建設課長(宇井俊治君)  この路線は昔からある路線ではあるんですが、その途中から日足避難路として神丸のほうに抜けた道路はございまして、ここは旧道で日足避難路を新設すると同時に改良は行ったところではあります。 ◆14番(田花操君)  新たに、あれはさつき公園、あれからずっとつくった。それで小学校へ行く、中学校かな、あそこ。小学校やね。防災道路のどの辺が崩れた。新設したところの区間で崩れたんか、それとも、もともと旧道のところで崩れたんか。 ◎都市建設課長(宇井俊治君)  ここの部分は新たにつくった中学校の裏を通る道路が日足道路ではあるんですが、そこの部分ではなくて、昔からある道路の部分であります。 ◆14番(田花操君)  今回そこを拡幅したんやね。これは災害復旧で国の補助、いわゆる査定受けて。いつの災害やった。 ◎都市建設課長(宇井俊治君)  これは7月3日から7日にかけての梅雨前線豪雨であります。 ◆14番(田花操君)  そのときは雨量どのくらい降ったあたん。 ◎都市建設課長(宇井俊治君)  時間雨量で21.5ミリです。 ◆14番(田花操君)  これは道路の法面が崩れたん、路肩が崩れたん。 ◎都市建設課長(宇井俊治君)  これは法面のほうです。
    ◆14番(田花操君)  いや、つくって間なしのところで、つくった路線が結構無理してつくったあるような感じがするんで、計画に、路線選定に問題がなかったんかいうのをちょっと心配するし、1年前にできたやつが二十何ミリの雨量で崩土が来るいうのは、若干ちょっと工事自体がお粗末言うたら失礼やけれども、法面のほうがしっかり地盤調査もしていなかったんじゃないかという、そういう。原因は雨量じゃなしに、法面はどのくらいの長さ。 ◎都市建設課長(宇井俊治君)  被災した原因なんですが、当時は改良地は8分から1割程度の勾配の土砂の掘削をしていた中で、その中に以前、その2週間ほど前にも降った雨とかも絡みまして地下水が浸透してきたと思われます。それによって、聞き取りの当時には見えていなかった中にある大きな転石なんですが、そういった転石群が一緒に動き出して今見えている状況ではあるんですが、当時聞き取りをしたときには適切な計画であったと思っております。 ◆14番(田花操君)  そういう地下水が湧いてくるようなところやったら、またこうやって復旧してもまたそれ以上の集中豪雨によってまたやられるんじゃないんかと心配するんで。しっかりやっぱり調査して再災害というか、また崩土来て通れないようにならんように慎重にやはりしていくべきだと。だから、地盤も土質もやっぱりちゃんと調査して、今のように大きな浮き石のようなものがあるんやったらそういう調査もして、今度また同じところが災害が起こらんように慎重にしていただきたいと。以上。 ○議長(屋敷満雄君)  ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  質疑終わります。 お諮りいたします。 議題第42号は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。 本案について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、議案第42号は、これを承認することに決定いたしました。--------------------------------------- △日程6 議案第43号 新宮市庁舎会議室の使用に関する条例 ○議長(屋敷満雄君)  日程6、議案第43号、新宮市庁舎会議室の使用に関する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 山下総務課長。 ◎総務課長(山下泰司君) (登壇) ただいま議題となりました議案第43号、新宮市庁舎会議室の使用に関する条例について御説明申し上げます。 本条例は、耐震補強及び改修工事を実施している旧仮庁舎であった庁舎別館の会議室につきまして、地方自治法第238条の4第7項の規定に基づき、市の事務に支障のない範囲で市民等へ貸し出しを行うに当たり、必要な事項を定めるものでございます。 恐れ入りますが、2ページをお願いいたします。 第1条では、本条例の趣旨を規定しております。 第2条では、貸し出し可能な会議室の定義を規定しております。 第3条では使用できない日を、また第4条では使用時間を規定しております。なお、使用できない日と使用時間につきましては、旧職業訓練センターと変更はございません。 第5条では使用の許可、第6条につきましては許可の取消等を規定しております。 すみません。3ページをお願いいたします。 続きまして、第7条から第9条では、使用料について規定しております。 第10条では目的外使用または権利譲渡の禁止、第11条では使用者の義務、第12条では特別の設備等を設置する場合の事前の許可、第13条では職員の立ち入り、第14条では原状回復の義務を規定しております。 4ページをお願いいたします。 第15条では、損害賠償について規定しております。 第16条では、この条例の施行に関し必要な事項は規則に委任することを規定しております。 なお、附則第1項において、この条例は公布の日から起算して4月を超えない範囲で規則で定める日から施行、また第2項におきまして、新宮市職業訓練センター条例は廃止するというものでございます。 続いて、5ページをお願いいたします。 別表では、建物の名称を庁舎別館としまして、貸し出しする会議室を、1階は大会議室と第1会議室、2階につきましては第2から第4会議室の5室としております。 使用時間及び使用料につきましては、旧職業訓練センターの使用料を基本といたしまして、より利用されやすいよう、従来の4時間単位の貸し出しから1時間単位の貸し出しとしております。 また、備考欄につきましては、土日祝日の使用、営利目的での使用、市外在勤・在住者の使用、その他冷暖房使用時の加算等をそれぞれ規定しております。 なお、参考資料といたしまして、施設の平面図をつけさせていただいていますので、御参照願います。 以上、簡単ではございますが説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(屋敷満雄君)  本案について質疑に入ります。 12番、上田議員。 ◆12番(上田勝之君)  本条例案は先ごろ、先々月か3月議会ぐらいから話題になりました文化複合施設建設の小ホール部分の設置云々に伴い、建設がなかなかおくれている状況の中で小ホール機能をどう使っていくかという議論の中で、旧職業訓練センターの大会議室部分をその文化複合施設が完成するまでの間、暫定措置としてホール機能に供すると、使用するという内容であったかと思うんですね。その後、いわゆる地域包括といいますか、高齢者や障害者の一体型窓口でワンストップ窓口を設置するというような構想のもとに進められていたこの旧職業訓練センターの利活用の件であると私は理解しているんですが、それに間違いはないですか。 ◎総務課長(山下泰司君)  この旧仮庁舎につきましては、一応市民会館が今ない中、文化複合施設が完成するまでの間の文化芸術活動の拠点として、あと、また、催事場としても使用できる施設ということで、市民等の要望がありましてホールの機能の復活をさせるものでございます。 あと、1階の事務室につきましては、地域包括支援センターが入居する予定になっております。 ◆12番(上田勝之君)  それでは、あくまで文化複合施設が完成するまでの間の暫定措置としてのこの本条例ということで理解してよろしいのか。 ◎総務課長(山下泰司君)  今のところその方向で考えております。 ◆12番(上田勝之君)  いえ、今のところではなくて、当初そういうお話で、今のところの話ではないんです。 本条例案にはそういった年限なり何らかの担保措置がないんですね。今のところということは変更もあり得るということですね。 ◎総務部長(小谷充君)  これにつきましては、3月議会であったり、また6月議会でもいろいろと意見をいただいたところであります。そういった中で今回本条例を上げさせていただいた理由といたしましては、やはり先ほど来から申し上げております、文化複合施設が完成するまでの間は現在、市民の方に利用できる場がないというところで御負担をかけているということが本趣旨でございます。そういった中で、現在、文化複合施設の整備に向けて実施設計を行いながら進めております。今現在その完成は、今のところ平成32年度までというような目標を持って進めているわけでございます。その間、当然ながら市民の方々に御迷惑がかからないようにという形でのこの旧仮庁舎を整備して行って、今現在進めております。 そういった中で、その期限がというところでございますけれども、今現在のところ、この施設自体のあり方というところにおきましても庁内の中で種々議論を今行っております。そういった中でございますので、はっきりとした形での明言というところは今のところは定まっていないというのが現状でございます。 ◆12番(上田勝之君)  いやいや、総務部長、今のお答えですと、まだ議論を行っている最中だと。これはおかしいでしょう。 ◎総務部長(小谷充君)  この施設、今後の文化複合施設が完成後の施設のあり方というところは、現在所管課・部も含めて、今後の福祉の拠点となるような施設としても含めて議論をしているところでございますので、そういったことでございます。 ◆12番(上田勝之君)  いやいや、含めて議論ということはおかしい。それは3月議会、6月議会においてきちんと暫定措置として、いわゆる大会議室は文化複合施設のホール機能完成までの間の暫定措置として利活用、その後は福祉施設の拠点として使うということを答弁されておったと思うんですが、それが今のところまだ決まっていない。 ◎総務部長(小谷充君)  その福祉の拠点施設というところを目指して今協議、庁内なんかで議論をしています。そこは変わりはございません。そういった中でこの文化複合施設が完成後というところにおいて今進めているところでありますので、平成32年度というところを目標としておりますけれども、そこのところは確定の部分にはまだ至っていないところもございますので、そういった形になると思っております。 ◆12番(上田勝之君)  少し話を戻させていただいて、そうしますと、いわゆる公共施設のマネジメント委員会においてこの旧職業訓練センターを庁舎完成までの間は仮庁舎として使用し、その後については公共施設マネジメント委員会で議論をされていると。 では、その議論の内容をちょっと、どういったことが議論されているのか教えていただきたい。 ◎財政課長(小林広樹君)  公共施設のマネジメントにつきましては、副市長含めまして12名の委員で構成されるものでございますけれども、現在、今年度に入りまして4回会議を行っておりまして、その中では、例えば庁内的などこが所管しますでありますとか、ちょっと庁内的な議論も行っておりまして、今上田議員がお尋ねの平成32年度以降につきましては、組織機構の編成等に関連いたしますので、その再利用整備後の運用を開始した後、その状況等、組織機構のあり方も含めて協議を進めていくという、今のところは結論になってございます。 ◆12番(上田勝之君)  だから、財政課長のお答えと総務部長のお答え、違うやないですか。要は、いわゆる今回耐震補強の改修を行った後にこの条例を施行して、ホール部分として大会議室として貸し出しを行っていく。でも、その利用状況を鑑みてその後は考えると言いやるんやから、全然違う話ですよ。これ、ちょっと大変な問題だと思いますけれども。3月、6月と答弁からしても。 ◎副市長(向井雅男君)  財政課長のほうからも少しありましたけれども、今この旧仮庁舎の整備を進める中で、庁内全域に行革の観点から組織機構の改革ということで見直しを進めております。当然介護と医療の窓口を旧仮庁舎に進める中で、この今回の大教室を文化複合施設ができるまでの間は市民に使っていただくというところなんですけれども、その介護医療の連携の中で組織の見直しがこの福祉部門で大きく変わってきます。その部門の変更を今後1年、今年度あたりで詰めていくに当たってすごく慎重に協議することも必要ですので、この条例については、確かに議員御指摘のとおり時限立法という考え方もございました。ただ、今後の行方でその辺はどうなるかというところもちょっとクエスチョンな部分もありますので、今後、組織の全体の中で明らかになった時点でまたお示しさせていただくということになりますので、その辺は御理解いただきたいというふうに思います。 ◆12番(上田勝之君)  いえいえ、副市長、それじゃ3月、6月と全然答弁違いますよ。 ◎副市長(向井雅男君)  考え方は3月、6月の答弁でいいかと思います。ただ、当局側への姿勢ということも求められておりますので、その中で組織の見直しも当然今の時勢に合ったような形で見直しをさせていただいておりますので、その中で一緒に考えていきたいというのが今の考え方でございます。 ◆12番(上田勝之君)  御答弁をいただいて恐縮なんですけれども、やはり組織機構の改革といわゆる施設自体、いわゆる別館としての位置づけをされる施設の利活用の方法については、いわゆる組織機構をもって福祉の拠点としていくということに関しては3月、6月で合意があったと思う。ただ、いわゆる組織機構の改革については、それは当然当局のお考えが検討されることやと思いますし、その中でどう福祉の拠点と使っていくかということなんだろうと私は理解しております。 その中で、やはりこの本条例が時限立法でない、時限立法にしなかった。しかも財政課長の答弁では、いわゆる大ホールの使用を鑑みて今後種々検討を加えるですよ。そうすると、ホールとしての使い勝手がいいからここ使わせてくれ、ここを存置すべきやということも考えられるわけですよね。とすると、これは3月、6月の答弁とは全く違う話になってくるわけですよ。 これ、議長、ちょっと当局にただしていただきたい。 ○議長(屋敷満雄君)  わかった。 ちょっと休憩します。 とりあえず昼食のため、午後1時まで休憩です。     (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  休憩します。 △休憩 午前11時56分--------------------------------------- △再開 午前11時57分 ○議長(屋敷満雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。     (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  5番、松畑議員。 ◆5番(松畑玄君)  先ほど終わった話なのですけれども、西側駐車場の採決の中で、私ぱっと見た感じ、最初に採決した結果と議長がコールした結果、そして2回目の結果と全部違ってきたんですけれども、そこら辺に対してちょっとすごい疑問点がありまして。どんなんやったんかというのをまた映像を見直してもらって議長に説明願いたいと思います。昼休みの間にお願いしたいと思います。 ○議長(屋敷満雄君)  わかった。 とりあえず昼食のため、午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時58分--------------------------------------- △再開 午後1時00分 ○議長(屋敷満雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 暫時休憩いたします。 △休憩 午後1時01分--------------------------------------- △再開 午後1時28分 ○議長(屋敷満雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 ◎総務部長(小谷充君)  先ほどの午前中の上田議員の質疑に対してでございますが、そのときの私の答弁と、また財政課長の答弁との食い違いがあるという中で少し答弁をさせていただきたいと思っております。 私のほうの最初の答弁においては、旧仮庁舎の整備におけるそのあり方というところにおいては、朝ほども申し上げたとおり、福祉施設の拠点としての方向性というのは変わりはございません。そういった中で、財政課長のほうは庁内マネジメントの中で仮庁舎の整備後の状況を見てというところの答弁のところは、これはあくまでも仮庁舎整備後において地域包括支援センター等の事務室が入るという中で、その運営の状況も見た上の中で福祉の拠点施設のあり方というところを協議、議論を行っているというようなことと、そういうことを私も確認しておりますので、そういったところで食い違いというようなところの結果、言葉足らずというような部分もございましてこういった結果をもたらしたというところにおきましては反省もしておりますので御了承願いたいというところでございます。 ◆12番(上田勝之君)  ということは、やはりこの条例案については時限立法化なり、期限を明記すべきではないかと思うんです。そこはどのようにして担保をなさるつもりなのか。 ◎総務部長(小谷充君)  先ほど副市長も少し申し上げたとおりでございます。やはり現在において、この福祉の拠点施設としてつくり上げていく上においては、庁内だけではなく、他の機関等々の連携、協力のもとに進めていかなければならないというところもございます。そういった中で、文化複合施設の整備後、すぐにそういった形で取りかかれるのかというところも含めましてまだまだ議論といいますか、協議のある中で時限を設けていきたいところでありますけれども、そういった部分がございますのでこういった形にさせていただいているという状況でございます。 ◆12番(上田勝之君)  いわゆる文化複合施設の教育委員会側のお答えでは、やはりホール部分も集約した中で文化複合施設に人の集客を図っていきたい、そのためには一つに統合したいということを言っておられて、そのために可動席云々の議論にもなりましたよ。それで市長は、いわゆる文化複合施設には可動席を設けて平土間使用もできる部分を設けて実施設計に入るということを明言されたじゃないですか。やっぱりそうすると、こちらの旧職業訓練センターはどう使うんだというあたりのことが3月、6月では議論になったわけですよ。その中で文化複合施設の平土間利用が可能になるまで、いわゆる暫定的な利用としての大会議室のホール利用ということを言われておったんですよ。だから、そのために可動席を設けたわけですよ、文化複合施設。当局側の説明ですよ、これは。 それを今、いわゆる高齢者やあるいは福祉の拠点としての旧職業訓練センターの利活用の中でどう図っていくかということを公共施設のマネジメント委員会の中で行っていく。そうすると、この会議室としての利用というのがなぜ時限立法化されていないのか。担保がないじゃないですか。その時点でもまだ今後にわたって決めていく、検討していくと言いやるわけでしょう。文化複合施設完成後の暁においても。 ◎副市長(向井雅男君)  今回提出させていただいた条例については、今議員御指摘の趣旨の部分は入っておりませんので、あくまで利用料金をお願いしているというところですので、そのあたりは御理解いただきたいと思います。 ◆12番(上田勝之君)  もちろん利用料金の設定というのは当然条例化が必要やと思います。その趣旨でこの条例を提案されているというのは当然よくわかる。ただ、それが区切られていないということは、ずっとホールとして使うんかなと。 ◎副市長(向井雅男君)  あくまで先ほどから説明させていただいているとおり、暫定的な形でこの3年間、市民会館の代替施設として大教室を使っていくということについては変わりございませんので。 ◆12番(上田勝之君)  では、その3年後においては高齢者やいわゆる介護福祉の拠点として整備といいますか、使っていくということに変わりはありませんか。そこに変更はありませんか。これは答弁として残るようにしていただきたいですけれども。 いや、だから違うんやったら違うで、違う、そこは議論の中で変わったんやと。 ◎副市長(向井雅男君)  地域包括ケアシステムの構築については総合計画でもうたっておりますので、この辺は市の計画の大目標にあることは間違いございません。ただ、今の時点で組織のあり方も含めてもう少し議論をさせていただきたいというふうに思います。掲げた目標については変わりございませんので、その辺は御理解いただきたいというふうに思います。 ◆12番(上田勝之君)  すみません、副市長。よくわかります。 当然その掲げた目標、地域包括ケアシステムを構築していく、あるいは組織機構を改変してでもその地域包括ケアシステムの構築の確立に向けて種々検討を重ねていくというところはよく理解しております。 それで、それとこの施設です。旧職業訓練センターをそのために使うということを明言なさらんということは考え方が変わったんだなということをおっしゃっていただければそれでいいんじゃないですか。そうすると、教育委員会のお答えと可動席を持ったことに対する齟齬が発生しますけれども。 ○議長(屋敷満雄君)  明言できるのか。 ◎市長(田岡実千年君)  まず決まっているのは、来年の4月から地域包括ケアシステムといいますか、今本庁の1階で介護とか医療の相談窓口をつくっておりますが、それをまずそちらへ移すということは決定しておりますが、その後、これからそういった高齢者施策もますます重要になってくる中で、やはり今度の大会議室のフロアも使ってやっていくような状況になるのではないかというふうには思っておりますが、そこまで必ず大教室を地域包括に使うんだとここでまだ明言する状況ではないというのはちょっと御理解いただきたい。ただ、そういう方向で進めるべきだなということは思っておりますが。 ◆12番(上田勝之君)  だから、市長、言われることは理解しますよ。理解するんですけれども、それが3月、6月とは違ってきている、違うんだということですよ、そのお答えは。そうではなかったですか。 ◎市長(田岡実千年君)  ただ、小ホール機能につきましては、文化複合施設が完成すれば中心市街地の活性化という観点からも向こうのほうに、複合施設にそういった市民ホール的なものは集約する、そのために可動席にもするべきだというふうに、そういう方向になったわけでありますので。基本的には、文化複合施設ができれば、ここの大教室をホール機能として使用するのはもうやめておこうということの考え方はまだ変わりはございませんので。 ◆12番(上田勝之君)  変わりはないということであれば、それが条例上は何ら担保がないということなんです。 ◎副市長(向井雅男君)  条例上で料金を決めさせていただいているのはあくまでここの大教室の料金、あと、そのほかで使える、事務室以外に使える料金を決めさせていただいていると。それは暫定的な3年間もそうなんですが、それ以後のことについても、もし料金等が発生する可能性もあるかもわかりませんので、その辺はちょっと流動的にしていただきたいということと、組織の中で今、福祉部門のほうでようやく窓口も来年設置されますし、その辺の進め方をこれから詰めていく中で考え方とか進め方がもう少し醸成されるまで待っていただきたいというところが今の気持ちというか、その辺は理解はしていただきたいというふうに思います。 ◆12番(上田勝之君)  いずれにせよ、3月、6月のいわゆるお答えとニュアンスが物すごく違うわけです。そのことについては、公共施設マネジメント委員会がしっかりと議論を重ねていくという方向で3月、6月は答えていただいたはずなんです。 ところが、公共施設マネジメント委員会の中の議論がどうであったかというのがはっきり定かでないことと、やはりそこの中でもう答弁に沿わない、答えた形で沿わないような計画になりつつあるということに非常に疑念を持ちます。以上です。 ○議長(屋敷満雄君)  質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  質疑終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程7 議案第44号 新宮市庁舎建設基金条例を廃止する条例 ○議長(屋敷満雄君)  日程7、議案第44号、新宮市庁舎建設基金条例を廃止する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 山下総務課長。 ◎総務課長(山下泰司君) (登壇) ただいま議題となりました議案第44号、新宮市庁舎建設基金条例を廃止する条例について御説明申し上げます。 恐れ入りますが、2ページをお願いいたします。 本庁舎建設基金につきましては、庁舎の建設に要する経費に充てるため、平成20年3月25日付で条例を制定し、運用を行ってまいりましたが、平成29年度、庁舎建設事業の完了により当該基金条例を廃止するものであります。 以上、簡単ではございますが説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(屋敷満雄君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程8 議案第45号 平成30年度新宮市一般会計補正予算(第3号) ○議長(屋敷満雄君)  日程8、議案第45号、平成30年度新宮市一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 小林財政課長。 ◎財政課長(小林広樹君) (登壇) ただいま議題となりました議案第45号、平成30年度新宮市一般会計補正予算(第3号)について御説明申し上げます。 まず、1ページの第1条では、予算の総額に3億8,903万6,000円を追加し、補正後の予算額を164億3,647万3,000円にするというものであります。 第2条では、地方債の変更は、第2表の地方債補正によるというものであります。 それでは、事項別明細書の歳出から御説明申し上げます。 恐れ入りますが、14ページをお願いします。 3歳出、2款総務費1項5目財産管理費は、説明欄記載の三つの基金への積み立てを行うもので、各基金の年度末残高見込みは、減債基金が19億300万円、財政調整基金が22億1,000万円、退職手当基金が11億1,000万円であります。 6目企画費の新宮城復元等交流人口獲得事業は、新宮城の復元に必要となる古写真等の資料を収集するため、11月から懸賞事業を実施するに当たり、必要となる経費等を補正計上するものであります。 17目諸費の説明欄1から23までの事業については、前年度に収入された国及び県補助金等の精算返還金であります。 16ページをお願いします。 5項1目防災費の住宅耐震改修事業補助金は、住宅耐震補強設計及び改修工事に対して補助するもので、3件分を補正するものであります。 18ページをお願いします。 3款民生費1項5目国民年金事務費の基礎年金等関係経費は、平成31年4月から開始となる国民年金第1号被保険者の産前産後期間の保険料免除に対応するため、システム改修費について補正計上するものであります。 20ページをお願いします。 2項3目母子福祉費の母子生活支援施設保護負担金については、DVなどさまざまな問題を抱える母子の支援施設入所に要する経費で、積算単価の増や措置期間延長に伴い、負担金の増補正を行うものであります。 22ページをお願いします。 4款衛生費2項1目清掃総務費の新宮市美化里親制度実施事業は、昨年度末に新宮市土建協同組合様からお受けしました寄附金を原資に、現在、美化活動に取り組んでいただいているボランティア団体への花苗等の消耗品を補正するものであります。 24ページをお願いします。 6款農林水産業費3項3目漁港管理費の各種団体等負担金1件については、事業費割確定に伴う補正であります。 26ページをお願いします。 7款商工費1項1目商工総務費の消費生活関係経費は、追加決定を受けた交付金を活用し、必要な啓発冊子の印刷経費について補正するものであります。 28ページをお願いします。 8款土木費1項1目土木総務費の各種団体等負担金2件については、事業費割の確定に伴う補正であります。 30ページをお願いします。 2項1目道路橋りょう総務費の各種団体等負担金1件は、事業費割の確定に伴う補正であります。 32ページをお願いします。 5項1目都市計画総務費の各種団体等負担金1件は、事業費割の確定に伴う補正であります。 34ページをお願いします。 10款教育費3項1目学校管理費の緑丘中学校ブロック塀改修事業については、6月の大阪北部地震に伴うブロック塀倒壊被害を受け、公共施設におけるブロック塀の緊急点検を実施した結果、至急対応が必要とされた緑丘中学校のブロック塀について撤去を行った後、フェンス112メートルを設置するものであります。 36ページをお願いします。 11款災害復旧費2項1目道路橋りょう災害復旧費の坪井猿掛線道路災害復旧事業は、本年7月3日から7日にかけての梅雨前線に伴う豪雨により被災した法面等の本復旧を行うものであります。 2目河川災害復旧費の河川単独災害復旧事業については、1目の道路災害と同時期の豪雨により被災した管理河川の護岸等について復旧を行うものであります。 以上が歳出であります。 次に、歳入についてですが、10ページをお願いします。 2歳入、9款地方交付税については、既に額が確定しております普通交付税の補正であります。 13款国庫支出金及び14款県支出金については、負担金、補助金等の名称、補助率等、その内訳につきましては、いずれも説明欄記載のとおりであります。 17款繰入金は、駐車場事業特別会計における前年度繰越金を繰り入れるものであります。 18款繰越金については、本補正予算に必要な一般財源として、平成29年度からの繰越金の一部を充当するものであります。 12ページをお願いします。 20款の市債については、事業の名称、充当率、いずれも説明欄記載のとおりであります。 以上が歳入となります。 次に、前に戻っていただきまして、4ページをお願いします。 第2表地方債の補正でありますが、1件の追加及び3件の変更で、起債の目的、限度額、借り入れや償還の方法につきましては、いずれも記載のとおりであります。 以上、簡単ではありますが説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(屋敷満雄君)  本案について質疑に入ります。 14番、田花議員。 ◆14番(田花操君)  これは歳入のほうも質疑してええんやの。あかん。 ○議長(屋敷満雄君)  ペケ、ペケ。 ◆14番(田花操君)  そうしたら、地方債のあれはできんのやね。 ○議長(屋敷満雄君)  ペケです。 ◆14番(田花操君)  失礼しました。 ○議長(屋敷満雄君)  ないですか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  質疑を終わります。 本案は、お手元に配付しております分割付託表のとおり、各常任委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程9 議案第46号 平成30年度新宮市国民健康保険特別会計補正予算(第1号) ○議長(屋敷満雄君)  日程9、議案第46号、平成30年度新宮市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 赤坂市民窓口課長。 ◎市民窓口課長(赤坂幸作君) (登壇) ただいま議題となりました議案第46号、平成30年度新宮市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 国保の1ページをお願いいたします。 第1条では、事業勘定において、予算の総額に3,346万円を追加し、補正後の予算を37億5,707万3,000円とするものでございます。 それでは、事項別明細書により歳出から御説明申し上げます。 国保の10ページをお願いします。 3歳出、1款総務費1項1目一般管理費27万円の増額は、国保広域化に伴い国保補助事業実績申請システムの改修が必要になったことによる補正で、補助率は10分の10でございます。 国保12ページをお願いいたします。 8款諸支出金1項3目償還金3,319万円の増額は、平成29年度療養給付費負担金、療養給付費交付金及び和歌山県特別調整交付金に係る超過交付分の返還を補正するものでございます。 続きまして、歳入を説明させていただきます。 国保の8ページにお戻り願います。 2歳入、3款県支出金1項1目保険給付費等交付金につきましては、国保広域化に伴う国保補助金事業実績申請システム改修費に係る特別調整交付金27万円を増額するものでございます。 5款繰越金1項1目繰越金につきましては、前年度繰越金の一部3,319万円を充当するものです。 以上、まことに簡単でございますが、国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(屋敷満雄君)  本案について質疑に入ります。 14番、田花議員。 ◆14番(田花操君)  この国保の繰越金いうのは、これ、決算に伴って繰り入れするという金額かな。平成29年度決算で余剰金が出てきて。ごめん、繰越金やね。 ◎市民窓口課長(赤坂幸作君)  平成29年度の繰越金でございます。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程10 議案第47号 平成30年度新宮市介護保険特別会計補正予算(第1号) ○議長(屋敷満雄君)  日程10、議案第47号、平成30年度新宮市介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 河邉健康長寿課長。 ◎健康長寿課長(河邉弘ミ子君) (登壇) ただいま議題となりました議案第47号、平成30年度新宮市介護保険特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 介護1ページをお願いいたします。 第1条第1項で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億1,953万4,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額をそれぞれ41億706万5,000円とするものでございます。 今回の補正の主なものは、介護保険料の精算による余剰金の積立及び平成29年度の国庫、県費負担金等の精算による負担金の返還金を計上するものでございます。 それでは、事項別明細書により歳出から御説明申し上げます。 介護10ページ、11ページをお願いいたします。 歳出、3款1項1目介護給付費準備基金積立金5,375万9,000円は、新宮市介護給付費準備基金条例に基づき設置される基金であり、平成29年度介護給付費、地域支援事業の精算により当該事業の財源となっております介護保険料に余剰金が出たため積立を行うものでございます。 介護12ページ、13ページをお願いいたします。 6款1項1目第1号被保険者保険料還付金47万円は、平成29年度第1号被保険者保険料の還付未済額の還付分であります。 3目償還金6,530万5,000円は、平成29年度介護給付費及び地域支援事業に対する国庫、県費、支払基金への精算による返還金であります。 次に、歳入について御説明申し上げます。 恐れ入りますが、介護8ページ、9ページをお願いします。 歳入、8款1項1目繰越金1億1,953万4,000円の増額は、前年度繰越金を計上するものでございます。 以上、簡単ではございますが説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(屋敷満雄君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程11 議案第48号 平成30年度新宮市駐車場事業特別会計補正予算(第1号) ○議長(屋敷満雄君)  日程11、議案第48号、平成30年度新宮市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 勢古口商工観光課長。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君) (登壇) ただいま議題となりました議案第48号、平成30年度新宮市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 駐車場の1ページをお願いします。 第1条では、歳入歳出予算の総額に126万円を追加し、歳入歳出予算の総額を874万1,000円にするというものでございます。 第2項では、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるというものでございます。 それでは、事項別明細書の歳出より御説明申し上げます。 駐車場10ページ、11ページをお願いします。 1款1項2目一般会計繰出金の126万円は、平成29年度決算に伴う繰越金を一般会計に繰り出すものでございます。 続きまして、歳入について御説明申し上げます。 駐車場の8ページ、9ページをお願いします。 2款1項1目繰越金126万円につきましては、平成29年度からの繰越金であります。 以上、まことに簡単ではございますが説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(屋敷満雄君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程12 議案第49号 平成30年度新宮市蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計補正予算(第1号) ○議長(屋敷満雄君)  日程12、議案第49号、平成30年度新宮市蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 稗田生活環境課長。 ◎生活環境課長クリーンセンター長(稗田明君) (登壇) ただいま議題となりました議案第49号、平成30年度新宮市蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計補正予算(第1号)につきまして御説明申し上げます。 蜂伏1ページをお願いいたします。 第1条では、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ14万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2,782万円とするというものでございます。 第2項では、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるというものでございます。 それでは、事項別明細書により歳出から御説明申し上げます。 蜂伏10ページをお願いいたします。 2款1項1目の蜂伏団地共同汚水処理施設基金積立金ですが、14万6,000円を増額して439万円にするという補正でございます。 続きまして、歳入について御説明申し上げます。 蜂伏8ページをお願いいたします。 4款1項1目の前年度繰越金に14万6,000円を増額し、14万7,000円とするものでございます。これは、平成29年度の繰越金が確定したことによる増額でございます。 以上、簡単ではございますが説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(屋敷満雄君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程13 議案第50号 辺地総合整備計画の変更について ○議長(屋敷満雄君)  日程13、議案第50号、辺地総合整備計画の変更についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 尾崎企画調整課長
    企画調整課長(尾崎正幸君) (登壇) ただいま議題となりました議案第50号、辺地総合整備計画の変更についてを御説明申し上げます。 本議案につきましては、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第1項及び第8項の規定に基づき、辺地総合整備計画を変更するというものでございます。 変更内容についてでございますが、恐れ入りますが、4ページをお願いいたします。 今回の変更につきましては、辺地対策事業債の充当を見込み、小口辺地の総合整備計画書中、公共的施設の整備計画に鎌塚線改良工事を追加し、追加に伴いまして事業費等の合計額を変更するものでございます。 以上、簡単ではございますが説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(屋敷満雄君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程14 議案第51号 平成29年度新宮市一般会計・特別会計歳入歳出決算の認定について △日程15 議案第52号 平成29年度新宮市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について △日程16 議案第53号 平成29年度新宮市立医療センター病院事業会計決算の認定について ○議長(屋敷満雄君)  日程14、議案第51号、平成29年度新宮市一般会計・特別会計歳入歳出決算の認定についてから日程16、議案第53号、平成29年度新宮市立医療センター病院事業会計決算の認定についてまでの3件を一括議題といたします。 お諮りいたします。 本3件は、提出者の説明を省略することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  御異議なしと認めます。 よって、本3件については提出者の説明を省略することに決定いたしました。 お諮りいたします。 本3件の取り扱いについては、特別委員会を設置し付託したいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第51号、第52号及び第53号については特別委員会を設置し、これに付託することに決定いたしました。 なお、特別委員会の名称及び委員構成は、議案第51号については、平成29年度一般会計等決算審査特別委員会とし、委員は7名。 次いで、議案第52号及び議案第53号については、平成29年度企業会計決算審査特別委員会とし、委員は7名で設置することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  御異議なしと認めます。 よって、特別委員会の名称及び委員構成につきましては、そのように決定いたしました。 なお、ただいま設置されました特別委員会委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、議長において、お手元に配付いたしております氏名表のとおり、平成29年度一般会計等決算審査特別委員会委員に、1番、北村議員、3番、杉原議員、6番、前田議員、9番、榎本議員、12番、上田議員、13番、東原議員、15番、松本議員、以上7名を、次いで、平成29年度企業会計決算審査特別委員会委員に、4番、大石議員、5番、松畑議員、7番、福田議員、8番、辻本議員、10番、久保議員、11番、濱田議員、17番、大西議員、以上7名をそれぞれ指名選任いたします。 これより、各特別委員会の正副委員長互選のため、暫時休憩いたします。 △休憩 午後2時07分--------------------------------------- △再開 午後2時19分 ○議長(屋敷満雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 各決算審査特別委員会、正副委員長互選の結果について御報告いたします。 平成29年度一般会計等決算審査特別委員会は、委員長に3番、杉原議員、副委員長に6番、前田議員、平成29年度企業会計決算審査特別委員会は、委員長に4番、大石議員、副委員長に17番、大西議員、以上のとおり、それぞれ選任されましたので御報告いたします。--------------------------------------- △休会について ○議長(屋敷満雄君)  以上で本日の議事日程は終了いたしました。 この際、お諮りいたします。 議会運営の都合により、あす9月6日から10日までの5日間、休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(屋敷満雄君)  御異議なしと認めます。 よって、あす9月6日から10日までの5日間、休会とすることに決定いたしました。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(屋敷満雄君)  以上により、次回の本会議は、9月11日午前10時から会議を開き、一般質問を行います。 本日は議事日程のとおりその議事を終了いたしましたので、これをもって散会いたします。 本日は御苦労さまでした。 △散会 午後2時20分...